頭が良くない僕が東工大に合格した方法【数学編】

こんにちはー!

なまけものです.何もしたくないっ!

今回は僕が東京工業大学院に合格するまでの過程をお話ししていこうかと思います.

本記事では以下のような読者の方々を想定しています.

  • 大学受験に失敗して東京工業大学に入学できなかったけど,大学院は東京工業大学に入学したい
  • 大学でやりたいことが見つかって,大学院は東京工業大学で突き詰めて研究がしたい

もし該当するよーっていう方は本記事を一読していただきたいと思っています.

また,本ブログで紹介する過去問の解答が欲しい!という方はこちら

私が受験した当時に作成した解答集がお役に立てるかも知れません.

僕の自己紹介

本題に移る前に軽く学部時代の僕についてお話しておきたいと思います.

  • 某国立大学 情報系
  • 毎年20/80人くらいの成績
  • TOEICの点数は805点 <- 院試においてかなりのアドバンテージになった
  • アルゴリズム嫌い,わかんない

以上からわかる様にぶっちぎり頭が良いわけではなく.もはや,プログラミング能力は中の下くらいでした.

そんな僕でも合格できたわけです.東工大を受けようと今まさにこの記事を読んでいる読者の方々も100%合格可能だと僕は確信しています.ここで一句,

テスト形式を知り己を知れば百戦殆からず

です.では,本題に入っていきましょう.

院試の科目 (※2019年度)

必須科目:微分積分,線形代数の2問

選択科目:下記の1~6の中から2問選択.

※()からどれが出題されるかは,当日までわかりません.

1応用数学(確率・統計,フーリエ解析,ラプラス変換,複素関数論)
2情報通信理論(情報理論,通信方式,待ち行列理論)
3回路理論・回路解析(交流回路,線形回路,電子回路)
4計算機・論理回路(ブール代数,組み合わせ回路,順序回路,計算機構成)
5アルゴリズム・プログラミング(再帰,木とグラフ,探索,配列とポインタ)
6物理学基礎(電磁気学)

配点:必須科目200点,選択科目200点,英語(TOEIC)100点

合計500点満点

反面教師の僕から一つアドバイスをしておきたいと思います.結論から申しますと,全ての科目を満遍なく勉強しようです.理由はただ一つ科目によって難易度が全然違うからです.例えば5.アルゴリズム・プログライングがちょー得意でそれ以外の科目を勉強してなかったとします.で,本番でちょー難しくて100点逃します.そうすると一貫の終わりです.また,逆に1.応用数学がくっそ簡単(大学のテストレベル)という場合もありますので,満遍なく勉強しておくことをお勧めします.

僕は1.応用数学と4.計算機・論理回路に焦点を合わせていて,1.応用数学が難しくて泣きかけました.この時の冷や汗はもう2度と体験したくないものです.

勉強法と期間

僕は,学部3年の夏頃から院試の勉強を開始しました.同期はみんなインターン行ってたなー.

勉強方法のステップとしては,

ステップ1:必須科目,選択科目の基礎的な知識をインプットする(任意)

ステップ2:東工大公式ページの過去問を友人と解く

ステップ3:東工大に実際に研究室訪問をする

ステップ4:過去問集約サイトを解く

ステップ1ですが,過去問の問題の意味が分からないっていう人は学部1~4年で習った数学全般の知識を覚え直す必要があります.僕もこの状態だったので安心して下さい.このステップで僕が実際に使った参考書は別記事にて紹介したいと思います.

ステップ2に関してですが,東工大公式ページには問題しか掲載されていません.つまり,せっかく解いても答えが分かりませんよね.なので,僕は東工大の院試を共に受ける友人とお互いに解いた解答を比較するということをしていました.

ステップ3に関しては,研究室訪問をする理由は主に3点重要な点があります.まず1つ目は,研究室訪問をしていない学生は取らない研究室が存在する,2つ目,研究室の雰囲気を感じることはものすごく重要(仮に入学できても後にブラック研究室と判明することがある),最後に3つ目,過去問を入手できることが多い.これらの観点から研究室訪問は必ず行いましょう.

ステップ4に関しては,過去問集約サイトには公式ページにはない古い過去問(平成16年〜平成27年)も掲載されていますので絶対に着手すべきです.しかし,ここで悲報なのですが,こちらのリンク先も公式ページと同様,問題のみで解答が存在しません.

ですが,ここで僕の作成した解答集が活躍するわけですね.こちらは頭の良い友人3人と同時に解いて,答え合わせをしたものになりますので99.9%合っていると断言できます.是非お手にとってみてご自身の解答と比較してみて下さい.

解答集について

私が作成した解答集は東工大公式ページの情報通信系の過去問と過去問集約サイトの物理電子システム創造専攻・物理情報システム専攻(情報通信系に変更前の名前)の過去問を平成16年〜平成29年までの問題を解いたものになっています.

具体的には上記のリンクにある微分積分,線形代数,計算機・論理回路,応用数学に該当する問題をほぼ全て解いたものになります.詳細については以下の表をご確認ください.

微分積分平成29, 28, 26, 22, 18, 17年
線形代数平成29, 28, 27, 26, 25, 24, 23, 22, 21, 20, 19, 18, 17, 16年
計算機・論理回路平成29, 28, 27, 26, 25, 24, 23, 22, 20, 19, 18年
フーリエ級数(応用数学)平成26, 25, 23, 21, 19年, ※(電気電子系)平成29年
ラプラス変換(応用数学)平成29, 24, 20年, ※(電気電子系)平成29年
統計学(応用数学)平成28年
複素関数論(応用数学) ※(電気電子系)平成29年

あくまでも参考として,自身の解答と比較することをお勧めします.これだけの過去問をすらすらと解ける様になれば,何も東工大を恐れることはないでしょう.統計学,複素関数論に関しては量が少なくて申し訳ないです.

以上の過去問集が是非とも欲しい!という方はこちらからお申し込み頂けますよう宜しくお願いいたします.

また「本記事を拝見しました」とコメント頂けますと1000円の割引を致します.

終わりに

はい,以上で東京工業大学の院試【数学編】を終了したいと思います.

私にも出来ました.もし東京工業大学なんて僕には絶対無理,筆者もどうせ頭良いんでしょ?とか思われているなら,一度本記事で説明したステップに本気で取り組んでみることをお勧めします(院試は各大学の日程が違えば受け放題なので).東工大に入れば周りはすごい人たちばかりで見る世界や自らの成長速度がこれまでとは別次元になります.皆様の努力が報われることを密かに祈っております.

本記事は私が受験時に過去問の解答がないことを知り絶望した体験から作成しております.

ですので,皆様のお役に立った,鼓舞されたよって方はコメントいただけると幸いです.

ご一読ありがとうございました.

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